「採用継続拒否」豊中市側を提訴 

    元館長の女性研究家



「朝日新聞」 2004年12月18日(土)

 大阪府豊中市の「とよなか男女共同参画推進センターすてっぷ」の館長職の継続を突然打ち切ったのは不当だとして、東京都三鷹市の女性政策研究家で元都議の三井マリ子さん(56)が17日、同市と施設の管理財団に慰謝料など1200万円を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 訴えによると、三井さんは00年9月、全国公募で非常勤の館長に採用され、男女平等社会の実現を目指す講座などを企画。1年契約で更新してきたが、04年2月に館長職が常勤化された際に不採用となった。在任中は男女平等に反対する人たちから中傷や嫌がらせが相次ぎ、「市はこうした圧力に屈し、常勤化を口実に「不当に辞めさせた」と主張している。

 豊中市人権文化部は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。

出典:「朝日新聞」大阪本社版 2004年12月18日(土)

 

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