館長雇止め・バックラッシュ裁判 今年9月判決に注目 

遠山日出也(46歳) 草津市 非常勤講師

 昨年5月号で三井マリ子さんが、バックラッシュ攻撃を受けたために、大阪府豊中市の男女共同参画推進センターの館長を雇い止めされたことを裁判に訴えたと書いておられました

 私はこの裁判の傍聴にずっと通っていますが、裁判の過程で、豊中市が三井さんを雇い止めにした口実である、センターの「組織強化」はまったくの嘘であることが明らかになりました。

 三井さんの後任館長は、男女共同参画の仕事のための予算も職員もつけてもらえず、管理運営の仕事しかさせてもらえませんでした。そのため彼女は今年三月、辞任しました。すなわち、バックラッシュ攻撃は三井さんをやめさせただけでなく、センターの組織をも弱体化させたのです。今年九月の判決に注目しています。

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出典:『婦人通信no590』(2007年8月号)「読者のひろば」掲載



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