10月30日は傍聴席からエールを!

「館長雇止め・バックラッシュ裁判」
原告 三井 マリ子

 10月30日(月)は、私が証言台に立つ番です。これまで、文章で訴えてきたことを自分の生の声で裁判官や傍聴のみなさんに聞いてもらえるのです。全国公募で選んでおきながら、最初からそのポストは一時的なものだったなどと、使い捨ての雑巾のように私を放り出した豊中市のやり口を理解していただける絶好の場です。

 そうは言っても、被告側からは、私への人格攻撃が予想されます。傍聴席からの皆さんの無言のエールがあれば乗り切れると思います。応援よろしくお願いします。

 さる10月2日には、高橋叡子証人(すてっぷ財団理事長)の尋問がありました。理事長職に6年もありながら「私は男女共同参画の専門ではない」と逃げたり、民間法人であるすてっぷ職員の任免権は理事長にあるはずなのに「任免権は市長と理事長」と珍回答をしたり、「私の仕事は、事務局長と豊中市からの情報に絶対の信頼を置いて判断すること」などなど……失笑ものでしたが、正直な答えが聴けてよかったという声もありました。

  理事長自身が「任免権は市長と理事長にあり」というのですから、任免権者の一色貞輝市長(元)に証人として出てもらわなくては、この裁判は核心にせまることを放棄したことになると思うのですが。

 また現館長の桂容子さんは「本郷部長にあなたしかいないと言われた。面接は形式だと言われた」と豊中市議に対してはっきり述べています(一村和幸陳述書)。これが本当なら本郷部長は偽証したことになります。このことを証明できる人は桂さんしかいません。市長同様、桂さんに証言台で真実を話していただくことを熱望します。

 貴重な資料をお寄せくださった方、古い話を思い出して陳述書にしたためてくださった方、本当にありがとうございます。「ファイトバック探偵団」ともいえるみなさまからの情報は、くじけそうになる私の心を支えるつっかえ棒になっています。


(出典:『WWNニュースレター 45号』2006年10月19日)
http://www.ne.jp/asahi/wwn/wwin/

(働く女性の裁判を支援する会WWNの機関誌です。三井さんのほかにも 全国の女たちの法廷での様子が掲載されています=HP編集者注)

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