「男女平等の流れ紹介」 三井マリ子さんが講演 
                                      

函館新聞 2005年8月2日

 女性政策研究家、三井マリ子さんの講演会が7月29日、函館市大森町のサン・リフレ函館で開かれた。「女性センター男女共同参画がめざすもの」と題し、男女平等をめぐる世界や日本の流れなどを話した。
 男女共同参画を推進する市民ネット準備委員会が主催。女性を中心に約50人が参加した。
 三井さんは、女性議員や女性管理職の割合、育児休業補償、出生率など、日本と北欧の差を具体的なデーターで示すとともに、女性を政策決定の場に出す機会を増やすための「クオータ制(割当制)」などを提言。「40年前の北欧と同じでいいの」と問いかけた。
 また、男女平等の推進を妨げようとする「バックラッシュ」と呼ばれる動きについても解説。全国公募で大阪府豊中市の女性センター初代館長に就任後、バックラッシュ攻撃などにより、事実上解雇されたとする三井さんの体験談、それに伴う裁判の戦いなども語った。(早坂直美)



 

(出典:「函館新聞」2005年8月2日)

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