「まだ平等ではない」 三井さんが講演 男女共同参画市民ネットで
                                      

北海道新聞 2005年8月1日夕刊

 「男女共同参画を推進する市民ネット」準備委員会は7月29日、函館市大森町のサン・リフレ函館で、元東京都議で女性政策研究家の三井マリ子さんを招き、男女共同参画をテーマに講演会を開いた。
 三井さんは40人余りの参加者を前に「日本で女性が一つの職場で働き続けるのは難しいのが現状。まだ男女平等社会ではない」と強調。欧州の女性の社会進出を促す施策などに触れ「男女平等が進んでいるとされる北欧も工夫を重ね進化してきた」と語った。
 また、自身が非常勤で務めていた大阪府豊中市の施設の館長職を不当に解雇されたとして、同市などを相手取り係争中の裁判について、同市などの対応を「反男女共同参画に屈したもの」と批判。
 「男女平等の精神を敵視する勢力は、全国に張り巡らされている」とした。(杉山育子)



 

(出典:「北海道新聞」2005年8月1日夕刊)

j

トップへ戻る
トップページへ

Copyright(C)ファイトバックの会All rights reserved.