三井マリ子裁判 緊急レポート
年明けに判決か

■結審(2009/5/22)後、半年が経過したにもかかわらず、判決の日が決まっていません。そこで、支援する会として、2009年12月3日(金)午前9時過ぎ、大阪高裁第11民事部に電話をしました。担当の湯浅書記官は「(判決は)早くて12月中、あるいは1月中になるのではないか」という新情報をくださいました。そのやりとりを再現します。

Q:何故、こんなに判決の日程が遅くなっているのか、現状を知りたいです。全国800人を超える支援者からも問い合わせが入っています。
A:前任の方(塩月裁判長他のこと)が作業(判決文を書く)をしているところだと思います。この事件は難しいので時間がかかっているのだと思います。

Q:おおよそ、いつ頃に判決ということになるんでしょうか。
A:早くて12月中、あるいは遅ければ1月中ということになるんじゃないかと思っています。

Q:判決の何日前くらいに、誰に通知することになるのでしょうか。
A:裁判によっては、何日あけなくてはいけないということもあるのですが、この件は裁判長の方で方向性がでたら、弁護士がついておられるので、弁護団(豊中、財団側にも)の方へ通知することとなります。

Q:弁護士双方との日程の調整をされるんですか。
A:それは、こちらの方からは言えませんが・・・

Q:それにしても、人権を擁護する立場の裁判所で、しかも開かれた司法を“といわれている、この社会で半年も待たせたままというのは納得できません。それに多くの支援者に、この現状を伝えたいと思っていますので、又電話をいれさせていただくかも知れません。
A:おっしゃりたいことは、だいたい分かります。私は、ここで、一番古い方ですが、こんなに延びているのはめずらしいケースです。

ファイトバックの会世話人  鈴木誠子 文

■すでに年明けとなり、今か今かと、判決を待っています。この間に、民主党を中心とする連立政権ができ、社会の流れは少しずつ変わろうとしている。昨年、12月28日の朝日新聞社説には、労働者派遣法改正案がまとまるのを受けて、「派遣法はこれまで改正のたびに雇用の流動化の面ばかりを拡大してきた。今回、それを労働者保護の方向にかじを切った意義は大きい。」と、肯定的に受け止めている。さて、逆転勝訴!が正夢となりますように。今年もご支援をお願いします。(岡田)

出典:WWニュース142号(2010.1.06発行)


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