毎日新聞   2008年2月16日(土)夕刊 「人 模 様」

女性と政治、語り合おう


毎日新聞「人間模様」


 働いても経済的に自立できない不安定就労は、男性にも深刻な問題だが、首を切られやすいパートや派遣の多くは女性。自冶体にも多い非正規雇用の問題などを語り合おうと、東京都渋谷区の「ゆううきの食卓・花のえん」で23日午後4時、女性政策研究家の三井マリ子さん(59)=写真=を招き、リレートークが開かれる。

 2年前から土井たか子さんらをゲストに続いてきた企画の7回目。三井さんは女性議員を増やす活動などを買われ、大阪府豊中市の女性センター館長を務めたが、十分な説明もなく突然雇い止め(解雇)された。

 裁判は大阪高裁で続き、ドメスティックバイオレンスの講演会が中止になるなど男女平等参画を論じにくい風潮や、市が簡単に非常勤を使い捨てることの重さを訴えていくという。

 「花のえん」代表の漆田(うるしだ)和代さんは「三井さんの裁判が持つ意味を知ってもらい、これでいいの?と問いかけたい」と話す。参加費は飲み物付2000円、要予約。問い合わせは Tel 03・3464・7163

(大和田香織)

(出典 : 毎日新聞 2008.2.16(土)夕刊  「人間模様」)


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