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女性の雇用考える 小浜で三井さんが講演
女性の働き方を考える講演会が29日、小浜市働く婦人の家であり、 2004年まで武生市(当時)男女平等オンブットを務めていた女性問題研究家三井マリ子さんが非正規雇用の問題点を講演した。
市民有志で男女共同参画社会を目指す「ベアテさんの会」などが主催。 三井さんは東京都議や大学講師の後に大阪府豊中市の男女共同参画推進センター館長に就任し、非常勤だった館長職の雇用更新を拒否されたのは不当として、同市を相手に訴訟を起こしている。
パートなど非正規雇用の割合が増えている傾向に、三井さんは「賃金や福利厚生など労働条件が悪いのはもちろん、雇用主の都合でいつでも首を切られる可能性があるのが問題」と指摘。
「北欧は家庭と仕事の両立を男女両方の目標にしているが、日本は女性だけの問題にされがち」などと語り、日本の女性の非正規雇用者や賃金格差に懸念を示した国連女性差別撤廃委員会報告を挙げた。
最後に「働く女性が知っておくべきこととして、▽非常勤でも不当に辞めさせられない ▽一人でも組合に入る」などと助言した。
(奥田 哲平)
(出典 : 2006.2.1 中日新聞)
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