三井マリ子さんを再び「すてっぷ」の館長に!

                                      

名取美佐子(東京都日野市議会議員)

 大阪府豊中市は、男女共同参画社会をめざす先進的な取り組みを行ってきた自治体として目を見張るものがあり、特に2000年秋とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」を開設し、全国公募の館長として三井マリ子さんが就任したことは、全国の注目を浴びました。全国フェミニスト議員連盟の会員でもある三井マリ子さんは、男女平等社会実現のため、国際的に活躍されており、豊かな見識とネットワークを持って私たちと活動してきました。
 この3年間「すてっぷ」は、三井マリ子館長を中心に、豊中市民はもとより、全国からの期待に応える、すばらしいイベントや講座を企画し、女性たちのネットワーク作りにおおきな役割を果たしてきました。このことは、豊中市の強い支援体制があったからこそできたと思います。  しかしこの1,2年議会では特定の議員からバックラッシュ発言が相次ぎました。「フェミニズム運動は日本の健全な文化と秩序を内部から壊し、力を弱めようとする勢力」「ジェンダーフリー運動はその勢力が周到に準備し遂行している革命戦略の一環である」など一連のバッシングとともに、三井館長や「すてっぷ」攻撃と思われる質問が繰り返されてきました。
 そして、2月1日に行われた、財団法人とよなか男女共同参画推進財団の臨時理事会において職員体制の変更が可決され、館長は常勤で事務局長と兼務することになりました。その席で、三井マリ子さんもこのことを了解し、自らその職に応募したい旨を理事会に伝えました。  豊中市においては昨年10月に男女共同参画条例が施行され、今後、行動計画を策定する重要な時期にさしかかっていると伝えられています。「すってぷ」がますます市民の期待に応え、男女共同参画事業を展開する拠点になっていくためには、3年間の経験と実績をもった三井マリ子さんに引き続き活躍していただくことが何より必要だと思います。
  そこで全国フェミニスト議員連盟の有志が一色貞輝市長宛てに、「三井マリ子さんが引き続き情熱を持って館長に任にあたれるようお願いしたい」という要望書を送りました。
 全国の皆様、今回の「すてっぷ」館長を巡る問題に対して、一色市長に力を発揮していただき、がんばっていただくためにも、市長への励ましのメッセージと館長の常勤化に伴い、経験豊かな、そして市民からの期待が大きい三井マリ子さんを再任して欲しいという要望書をぜひ送ってください。まだ間に合います。どうぞよろしくおねがいいたします。

豊中市のメールアドレス koe@city.toyonaka.osaka.jp
ファックス 06-6842・2810


 

(「女性ニューズ」2004年2月20日号)

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