男女平等推進訴え 
   福山 専門家招きシンポ


 男女平等をテーマにしたシンポジウム「日本はほんとうに先進国?」(クオータ制の実現をめざす会主催)が4日、福山市西町のイコールふくやまで開かれ、市民ら約50人を前に、3人のパネリストが平等の推進を訴えた。

 公的機関の議員や委員の男女比率を一定以上割り当てるよう法律で定めるクオーター制が北欧諸国で多く採用されていることが紹介され、立命館大学非常勤講師伊田広行さん(ジェンダー論)は「日本の男女平等政策はまだまだ入り口」と指摘。元都議で女性政策研究家の三井マリ子さんは「男女平等推進に逆行する動きも出ている」と危機感を表明した。

 柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と例えた発言をめぐっては、産婦人科医河野美代子さん(広島市)が「子育てしやすい体制づくりが厚労相の仕事だが、柳沢大臣に何ができるのか」と批判した。(玉川貢広)

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出典:山陽新聞 2007年2月5日(月)



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