大阪高教組女性部学習会〜三井マリ子さんを講師にお迎えして

大阪高教組女性部NEWS 137号より抜粋



  大阪高教組女性部は、五月十四日、大阪府教育会館(たかつガーデン)にて、学習会を開きました。テーマは「『男女平等教育』の現場で起こっていること」。講師の三井マリ子さんを囲んで、「ジェンダー・フリー」教育、あるいは「性教育」に対する「逆風」とは何なのか知るとともに、各職場でのとりくみについて交流を行いました。高教組女性部は、三井さんの裁判を支援する「ファイトバックの会」に賛同しています。この裁判で問われている『バックラッシュ』の問題は、性の教育や両性の自立と平等をめざす教育を進める教員への圧力や、圧力があると聞いたことによる自己規制の問題として、私たちの現場にふりかかっていることでもあるのですから。

参加者の感想の一部を紹介します。

▼「すてっぷ」には豊中市がたいへん力を入れていると思っていたのですが、右翼的な圧力に屈したと聞いて残念に思っていました。バックラッシュが大っぴらになって、男女不平等な生き方を踏襲して疑問を持っていなかった人が、確信を持って不平等を維持する態度をとるようになってきたような気がします。私たちの周りにいるそういう人の動きに「司令塔」があると知って納得がいきました。

▼館長交代の経緯については豊中市民には知らされなかった。三井さんの裁判によってバックラッシュがどんな形ででてくるのか明らかになったように思う。

▼この現状を変えるために私にできることは、やはり日々の授業の中でしっかり「ジェンダー」について生徒たちに伝えて行くことだと、改めて思いを強くしました。逆風に絶対まけずにこわがらずに頑張りたいと思います。今日は勇気をいっぱいいただきました。ありがとうございました。



 

(大阪府高等学校教職員組合 女性部事務局長 勝部尚子)

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