館長雇止め・バックラッシュ裁判

「就労の中断をせまられたら相談を」と言ってたのは
豊中市ではないか?

石原 敏


 女性の労働、就職、雇用状態等を広報で啓発する豊中市およびとよなか男女共同参画推進財団は、自らが被告となった「館長雇止め・ファイトバック裁判」では、一転して、半年ごと、一年ごとの雇用契約であったことにすがり、「すてっぷ」の館長だった三井マリ子さんを解雇したことを正当化するという醜態をさらしています。そういう雇用形態が女性に就労の「中断」をせまってきており、そういうことがあれば相談してください、と言っていたのは被告だったのではありませんか。
 住基ネットでもそうですが、豊中市としての行政哲学はかけらも感じられません。横並びでありさえすればいい、というのがみえみえです。K議員に対して「困ったもんですわ」とこぼしていたのは、一人や二人ではなかったやないですか。バックラッシュが背景にあったことはあきらかです。「皇誠社」には会いながら、私達には会おうとしなかった教育長(委員会)と同じ体質は豊中市にもある、と考えるのが妥当だと思います。こくご―にほんごのじかんわり問題に端を発した、教育へのバックラッシュのジェンダー版ではありませんか。
 彼女の業績は評価しつつ、「当初の役割は果たしてもらった」ので「解雇」とはよくもぬけぬけと言えたものです。ある日の彼女の発言をとらえて「了解してもらっていた・・・」とは語るに落ちたものです。彼女のことばをもっけのさいわいと飛びついただけではないですか。行政評価システムでマイナスもなく、「当初の目的を達した」というのなら、そこから定着、発展を図るのがフツーでしょ。利用主義もええとこです。「公募」を廃止したことも「公」になっていません。もちろんこれらの「検証」も「公」になっていません。
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(出典:『STONE RIVER』No.22 (2005年4月)
ごちゃまぜカメレオンつうしん(BINユS LETTER)第15号)

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