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『陳述書』感想 12
■吹きさらしの野に一人
橋本 チエ子(女性史研究家、福井県越前市)
「陳述書」を読んで、独り言
ああ、そうであったのか、おおそうであったのか、とたえず思いながら、陳述書を読む。
時々は「マリ子さん偉い偉い、マリ子さんよく頑張った」と、つぶやきながら。嫌な画策の兆候が見えて以後は、マリ子さんは、吹きさらしの野に一人、耐えさせられた感じ。マリ子さん、偉い、偉い。
それにしても、「館長採用試験」など、よく策を弄したものではある。こんな策は、「非常勤の女性なんて、首切りも簡単簡単」との差別意識がなくては考え出されもしなかろう。
どんなにか悔しかったろう。
それに耐えてきたマリ子さん。いとしや、いとしや、かわいや、かわいやマリ子さん。でも、今回の、法に訴えたという事業、偉大な仕事ですよ。「女性なんて非常勤やパートで結構。首切りも簡単」という世間の思い込みを打ち払う作業ですからね。
こんな扱い、本当に理不尽なことです。
こんな理不尽、よもや裁判長さまが許されるはずはありません。
きっと、裁判長さまは、筋の通った判断をしてくださいます。
裁判長さまを信頼します。
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