『陳述書』感想 5

■バックラッシュ派に屈服した行政

正路 怜子(WWN会長)

原告「陳述書」を読んで三井さんへ

1 Yさんはじめ豊中市の女性政策を進めていた人は、館長公募に必ずしも賛成ではなかったか、館長は単なるお飾りだと思っていたのではないか。

2 あなたの活動や業績がわかりました。「すてっぷ」の事業がマスコミに出ることで、バックラッシュ勢力があなたを標的にして集中攻撃したと思います。あなたが「すてっぷ」でやったことはほかの女性センターでもモデルにすべきですね。でも、300万円少しの年収では元が取れませんね。ところで、トイレを男女で同じ色にしたのはYさんたちであって、あなたの責任ではない。

3 行政の及び腰と事なかれ主義が浮かび上がってきました。あなたの解雇は、行政に圧力をかける闇の世界との裏取引の一環ですね。市民に事実を知らせることで、闇の勢力を行政から追い出すべし、と思います。

4 全国公募と契約更新。バックラッシュ勢力との取引のため、あなたをやめさせることにした。

5 バックラッシュ派に屈服した行政。豊中市ばかりでなく、多分あちこちで、国も含めて女性政策がゆがめられています。

6 館長をすぐに首にはできないので、非常勤職であることを悪用して、試験を受けさせたという点では、横浜の宮崎朋子さんと一緒ですね。

7 非常勤雇用であることの問題点。女性センターの職員は特に非常勤職が多いですね。組合に入って、雇用は継続できるが、賃上げはないので、次々とやめていく。

8 市と議会の対応、人事、財団の独立性など、さすが東京都で議員だった経験が活かされ、説得力があります。

9 行政の女性政策が妥協の産物であることの証明、議会での質問や回答の胡散臭さが、わかりました。共産党議員など一部の議員以外はほとんどは、行政が質問も回答も作っていると大阪市役所の人に聞いたことがあります。

10 財団の胡散臭さ。果たして市から独立しているの? 財団の理事は審議会と一緒で市にたてつかない人ばかりが選ばれているようです。



■胸を打つ陳述書でした


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