ありがとう! そして最後の最後のお願い

2011年6月20日

 ご支援くださった全国の皆さま。
 5月21日のすてっぷホールで行われた勝利集会には、全国から112名がご参加くださいました。笑顔、笑顔、笑顔の会場に、私の「カンパーイ!」が響き渡りました。
 三井マリ子さんの不屈の闘志、最強弁護団の法的支援、私たちの情熱とパワー。これなくして、勝利はなかったでしょう。
 7年間の道のりは平坦ではありませんでした。大阪地裁での敗訴には、三井さんも私たちも悔し涙に暮れました。その後、離れていった方もありましたが、残った私たちは一致団結して踏ん張りました。そして、大阪高裁での逆転勝利。感涙にむせんだのもつかの間、豊中市と財団の上告で、また怒り心頭。
 しかし、今年1月、最高裁は豊中市らの上告を門前払いしました。正義は勝ったのです。皆さま、本当にありがとう!

 さて、私の最終メッセージは、手放しで「ありがとう」で締めくくりたかったのですが、最後の最後のお願いです。
 三井さんは、住友電工男女差別裁判の勝利和解により発足した「働く女性の裁判基金」の授与者第1号に選ばれ、そこからの資金約300万円すべてを弁護士着手金、控訴審納付金など裁判費用に当ててきました。
 三井さんの東京大阪130回余りの交通費や、ニュース発行やHP維持などは、皆さまのご寄付によって賄ってまいりました。しかし、この「働く女性の裁判基金」の経済的支援がなければ、裁判の継続は難しかった、といっても過言ではありません。
 勝訴した暁には、「働く女性の裁判基金」にカンパできると張り切っていましたが、慰謝料は150万円です。雀の涙だったことはご承知のとおりです。そのため、三井さん自身には1円も残らないだけでなく、本来、返金すべき額の半額ほどしか「働く女性の裁判基金」にお渡しできませんでした。
 そこで私たちは、次に闘う女性たちのために、同基金にできる限りのカンパをしようと固く決意しました。
 どうか私たちの意を汲んでいただき、今後の闘う女性へのカンパに、ご協力をよろしくお願い申し上げます。とくに、これまで会にカンパをしそびれていらした方……、女性の人権確立のために、切にお願い申し上げます。締め切りは7月20日です。
 なお、これまでのご支援を深く感謝して、7月末日をもって会を閉じさせていただきます。ありがとうございました。

カンパはこちらにお願いします。
郵便振替口座:00910−0−137307 口座名:ファイトバックの会

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館長雇止め・バックラッシュ裁判を支援する会
            上 田 美 江(代表)

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