バックラッシュに全国からNOを:「すてっぷ」館長が標的に 

三井館長排斥を許さない会・和田明子




 大阪府豊中市は、バックラッシュに屈し、館長排斥の陰謀を進めています。全国のみなさん、私たちと一緒に声を上げて下さい。

豊中市立とよなか男女共同参画推進センター「すてっぷ」の三井マリ子館長は、全国公募で選ばれました。その選任方法を豊中市民は誇りに思ってきました。

三井さんは、国内のみならず、外国の先進的活動も紹介する企画を数々打ち出し、私たちは、そうした情報から元気をもらってきました。「すてっぷ」の活動は、メディアでもたびたび取り上げられ、豊中市以外にも広く知られるようになりました。三井さんは、まさに国際化時代にふさわしい館長として、市民から強い支持を得てきました。

 ところが、2002年秋頃からバックラッシュの勢力が三井さんを誹謗中傷するビラを市役所玄関前で何度もまきました。まったく事実無根の内容でした。これに対して豊中市は、館長を守るどころか、「悪い噂」を流されるままにしました。「すてっぷ」の受付に、「三井の過去を暴くぞ!」とすごんだり、「すてっぷ」の図書について「誰がこの蔵書の選定をしているんだ」と議会で質問したりの動きもありました。

 私たちは、2003年11月27日、三井さんの館長再任の要望書を市長に提出しました。しかし、市は12月になると、三井さんに相談も意思確認もしないまま、一方的に「来年は館長を置かない」と、三井さんと「すてっぷ」の組合に通告しました。

 その豊中市は、11月初め、後任の館長の選考を密かに進めていたことも、後に明らかになりました。また、館長を置かないというこの重大な組織の変更は、「すてっぷ財団」の理事会には全くはかられておりません。しかし、今後、理事会にかけられ、理事16人の4分の3が賛成すれば可決します。いま、市は、理事の切り崩しに奔走している真っ最中です。

これは、豊中市だけの問題ではありません。全国どこでも起こりえます。私たちはそれに屈してはならないと思います。

全国のみなさん、一色貞輝豊中市長に抗議の声を送ってください。

 豊中市のメールアドレス koe@city.toyonaka.osaka.jp

 ファックス  06-6842-2810

(出典:「女性ニューズ」2004年1月20日号)




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