浅倉意見書感想 3

■人権侵害にたいして保証金は当然

谷岡文香

 本当にすばらしい理路整然とした意見書でした。物事の核心を突いているとはこういうことを言うのだと思いました。北川議員のやくざ的な脅しを、この意見書で初めて知りました。

 三井さんは さぞかし恐ろしかったと思います。役人は特に脅しに弱く事なかれ主義に傾き、三井さんの首を切った事情がよくわかりました。市長の正義に対する弱腰が、重大な過ちを犯したのです。人権侵害に対して保証金を支払うのは当然です。



浅倉意見書から 4

■筆の力に感動

ふじみつこ

 浅倉むつ子さんの「意見書」には数々の力ある表現があります。少しだけ紹介しますので、ぜひ全文を読んでください。

 「市と財団は、これら一連の事実を通じて、徐々に、控訴人(三井 さん)を館長にいだいていること自体がバックラッシュ勢力の注意 を自らに惹きつける呼び水となっているとの理解を強めていき、市と財団の職員らは、男女共同参画の観点からは尊敬の対象であった はずの控訴人の存在を、不当にも、少しずつうとましく思うように なっていったのである」

 「豊中市は、常勤館長の採用がある場合においても、もし控訴人(三井さん)を常勤館長にするようなことがあれば、バックラッシュ勢力からの批判にまさに『火に油を注ぐ』結果がもたらされるということには、十分すぎるほど気づいていたはずであり、間違っても控訴人を常勤館長として採用するなどという危険をあえておかそうとは、みじんも思っていなかったはずである」

 「控訴人(三井さん)は、常勤館長への就任可能性を、豊中市と財団から意図的に剥奪されたのである」

 「桂は、最終的に、本件について、『すてっぷに入って、何人かに[なぜ三井さんは辞めなきゃいけなかったんですか]と聞いた。誰も明確な答えをもっていなかった。[あー、あれはやっぱり三井下ろしだったんだ]と思った。私の中では、[三井下ろしだろう]と確信になっている。すごい意向が働いたんだろうと』と述べている(甲146号証5頁)」

 「まず確認しておくべきことは、一連のバックラッシュ勢力からの攻撃への対応に関して、控訴人(三井さん)には、職責上、いかなる落ち度もないということであり、むしろ男女共同参画拠点施設の館長としての職責を十二分にはたしてきたということである」



■裁判の流れを変えるかもしれない

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