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新年のごあいさつ 斧を振り上げて
皆さま、昨年は温かいご支援を本当にありがとうございました。 高裁判決の年となる本年は、さらなるお力添えをいただくことにな りそうです。なぜなら「勝っても負けても最高裁への上告が確実」 (弁護団)だからです。
この暮正月は、ノルウェーの女性解放運動と政治進出についての 本の執筆に没頭しました。“燃料切れ”が起きては大変…本を出版 して上告費用・弁護士費用を少しでも稼がなくては…と私も必死で す。ノルウェー女性の社会変革に打ち込むそのタフさには、改めて 学ぶべきことが多々ありました。いずれ、ノルウェー産の「女の元 気」を皆さまにお裾わけさせていただきます。
ノルウェー女性は1913年に、参政権を獲得しました。独立国 としては世界初の快挙でした。当時のノルウェー国会の議論を読ん でいて、こんな反対意見を見つけました。
「女性の投票は自然の摂理に反する。家庭崩壊を招く」
「女性には男性にはない別の使命がある」
「両性にはそれぞれ自然な役割というものがある。男女平等は不幸のもとである」どこかで聞いたことがある言葉ですね。そう、豊中市の北川悟司 元議員らバックラッシュ議員の発言と瓜二つです。こちらは100 年後なのが笑えますが…。
最後に、とても悲しいお知らせです。ファイトバックの会の仲間 の芦谷薫さんが昨夜(4日)逝去されました。芦谷さんは、大野町 子弁護士事務所にある「ファイトバックの会」郵便受けに届いたカ ンパの第1号でした。芦谷さんは私の親友で、70、80年代に女 性解放運動にのめりこんだ同志でもあります。
芦谷薫さんの分まで元気いっぱい頑張ろうと思います。いろいろ な思いをこめて、「ナニクソーッ!」と斧を振り上げた写真を添付 します。ご笑覧ください。
2010年1月5日 三井マリ子
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