ご一緒に歴史的瞬間を


 3月30日(火)午前11時、大阪高裁74号法廷で、「館長雇止め・バックラッシュ裁判」の判決が出ます。結審から10ヶ月以上もたっての審判です。

 裁判長は、「日本的な雇用慣行の根幹と闘う裁判」(宮地光子弁護士)にどんな判断を下すのでしょうか。法廷で歴史的瞬間を共有していただけますよう、切にお願いします。

 法廷後は大阪弁護士会館で、弁護団による解説つき交流会もあります。

 2004年以来、私を法的に精神的に支えてくださった素晴らしい弁護士の皆々さまが、判決の解説をしてくださいます。

 弁護団は、寺沢勝子弁護士、宮地光子弁護士、石田法子弁護士、川西渥子弁護士、大野町子弁護士、島尾恵理弁護士、長岡麻寿恵弁護士、渡辺和恵弁護士、紀藤正樹弁護士、越尾邦仁弁護士、溝上絢子弁護士、中平史弁護士です。

 大阪府豊中市の男女共同参画推進センター「すてっぷ」初代館長の私は、2004年3月、「非常勤職雇止め」という名の陰湿な首切りにあいました。一審は、被告豊中市側の情報隠しなどを認めつつも、原告敗訴でした。

 「10発殴られたら法律でなんとかするけど、5、6発だろう、我慢しろ」とでもいうような判決でした。

 私は控訴しました。そして高裁には、浅倉むつ子・脇田滋両教授の地裁判決を痛烈に批判した意見書や、全国50人を超す方々からの陳述書が提出されました。

 「人格権を侵害した」(浅倉)、「解雇権の乱用」(脇田)が認定されて、私の受けた精神的苦悩の一端が賠償されることを心から願っています。

2010年3月8日 国際女性デーのデモを終えて 

三井マリ子      
  (原告、豊中市男女共同参画推進センター初代館長)

←もどる


トップへ戻る
トップページへ