『最終準備書面』感想 6

●豊中市は謝罪を

さとう しゅういち (広島瀬戸内新聞主幹)



 「最終準備書面」を改めて読ませていただきました。
相撲で喩えれば完全に腰を落として寄り倒し。これで、勝訴でなければおかしいと宮地弁護士は言われましたが、私も同感です。

 被告市側はあまりにも見え透いた嘘が多すぎます。

 「看板」などと公募館長のことを呼んでいるが,立ち上げのときの暫定的なものなどと思って応募した人は全国に一人もいないでしょう。万が一、もしも最初から市がそのつもりだったなら、豊中市は、女性を、いや男女共同参画行政をバカにしていたし、豊中市民や全国民をバカにしていたと思います。完全に裁判後に捏造したものです。

 被告市は、週2、3日勤務の非常勤職の館長として三井さんを雇用したのですから、マネジメントの突っ込んだところまでは求めていないのも当然です。それに対して、後任の桂容子さんは館長とはいえ、事務局長兼務でしたからマネジメントをするのは当然。

 一方、三井さんと桂さんが受けた採用選考試験ですが、桂さんの合格理由は、桂さんは三井さんに比べて地域密着の事業をできる人だからなどと言っています。その実は、桂さんが「事業ができるしくみになっていない」と証言したとおり、事業なんてさせてなかったのです。いやはやなんとも無茶苦茶です。(その後、桂さんは依願退職をし、現在その後任はいない)

 最終準備書面では、それらを、全て事実、それも被告側がこれまで準備書面や証人として言ったことに即してひとつひとつ実証して、原告側の主張を展開しています。

 豊中市は、徹底して嘘を言って三井さんを陥れ、筆舌につくしがたい精神的打撃を与えたことに心から謝罪すべきです。

 そして豊中市民に対しても、男女共同参画行政を混乱させご迷惑をおかけしたと、市の責任を明確にして、謝罪すべきでしょう。



明らかにされた豊中市の陰謀

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